天竜川の河川敷に臨時駐車場ができていて、歩くとすぐに「熊野の長藤まつり」ののぼりが見え、たくさんの人が歩いていました。
お寺の境内の一角に、藤園が整備されていて、この藤の由来となった女性「熊野御前」が藤棚の中に祀られています。
平安時代の末期、熊野御前の父が紀州熊野権現に子どもが授かるようにと願い、生まれた子供がこの女性。
ただ「くま」というのは女性の名前としてはということで「熊野(ゆや)」と呼ばれたのだそうです。
今でいう才色兼備の女性だったそうで、この熊野の長藤は彼女のお手植えの藤と伝えられているとのこと。
なんだか歴史を感じちゃいます。
磐田、袋井って、意外に平安以前の歴史が身近にかなりあるんですよね~。驚きです。
入ってすぐにあるのが、まず静岡県指定の天然記念物の「熊野の長藤」。
そして、藤園の奥へと進んでいくと、国指定の天然記念物の「熊野の長藤」が見られます。
昭和7年に指定されたそうで、もう80年以上大事にされてきた藤の木です。
一般的な藤の木よりも、花の房がかなり長くて…
手を伸ばさなくても、視線と同じところに房の先端が見えます。
頭や肩にも触れるので、思わず屈んで通りたくなっちゃったり。
ちょっと見上げれば、もう視界一面が藤の花!
すごくキレイでした。
入口の近くには、品種の違う、少し赤みがかった、房の短い藤の花もあり。
グラデーションもまた雰囲気が違って良いですね~。
ゴールデンウィーク、5月5日まで「熊野の長藤まつり」として、様々なイベントが行われているそうです。
そろそろ見頃なので、早目に行くことをおすすめします!
熊野の長藤
【住所】 磐田市池田・豊田熊野記念公園周辺(磐田市池田332-3)
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