●明治時代を生きた先人たちの思いに触れる、「活人剣碑」
山門をくぐって、右手側に見える、ちょっと変わった塔のように見えるのが「活人剣碑」です。
日清戦争時に国難を救う活躍をした外科医「佐藤進」の功績と、日清戦争で亡くなられた両国の方々の霊を弔う為に、可睡斎に建てられた「活人剣碑」。
佐藤進が、かつての可睡斎斎主に禅の教えを受けていた縁で、可睡斎にて建てられたそうです。
しかし、太平洋戦争時に金属部分が供出されて、土台だけになっていたこの碑。
先人たちの歴史を風化させないようにしようと、この平成の世によみがえらせたそうです。
碑の横、そして、堂内にもわかりやすい解説がまとまっていますが…
初めて知る事実ばかりで、思わず大きく息をつきたくなるほど。
まだまだ、知らない事だらけです!
●大人も夢中になれる宝船!「福釣りみくじ」
境内には「宝船」がどーんと現れています。
これは、「福釣りみくじ」。
船の中のおみくじを、自分で釣り竿で釣り上げる形のおみくじだそうです。
釣り竿は、ちゃーんとウキ付きです!
お子さんに人気なのかなぁと思いきや…
なかなかどうして、大人の方、特に男性陣にも好評だそうですよ~。
●努力を仏さまに誓う!「言い切り絵馬」
そして、面白いなぁと思ったのが「言い切り絵馬」。
「~ように」ではなく、「~する」と言い切る形で、仏さまに誓いをたてる形の絵馬だそうです。
他力本願ではなく、絶対実現したい願いがある方にピッタリかも!
もちろん、堂内の「ひなまつり」も見事ですが、それ以外にも見どころ満載の可睡斎。
ひなまつり期間中は、週末を中心にイベントも開催されていますし、ひなまつりだけではなくて、様々楽しめそうですね!
今回は時間の関係で、ちらりと見てくるだけだったので…
また、それぞれをじっくりとみてきたいと思います!
秋葉総本殿 可睡斎
【住所】静岡県袋井市久能2915-1
【電話】0538-42-2121(代)
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