■お祭り用笛袋(篠笛袋)の作り方
まず、好みのハギレ布2種類を用意します。表地と裏地用です。
裏地を付けた方が、布の端の処理とか、何かとラクです。見た目も良いですしねー。
参考までに篠笛本体と50cmものさしを、60cmハギレと並べてみました。
篠笛本体が、多分メーカー等で多少違いますが、大体42cmくらい。
よくある篠笛袋みたいに、折り返して閉じるパターンとしても、60cmあればちょうど良いくらいのサイズです。
直径は2cm弱なので、袋だけ作りたいのであれば、それぞれ10cmも幅があれば事足りてしまいますよー。
まずは、それぞれ4.5cm幅で中表で折って裁断。
折ったまま、表用と裏用を重ねて、待針等で固定。
縫う側に、折り目から3.5cmくらいで出来上がり線を入れます。
この線が縫う時の目印になります。
長い方が袋の脇になるのですが、こちらは45cmくらいまで縫うので、そこまで印つけ。
底になる部分にも1cm縫い代を入れておきます。
そしたら、重ねたまま底と脇をミシンへGO!
底は返し縫いしておくと安心です。
縫い終わったら、表用の布だけひっくり返します。
そうすると、裏地もちゃんと見える形で、それっぽく見え始めます。
実はこれが一番大変な工程かも…。
細長いし口も狭いから、道具なども入りづらいですが、頑張って少しずつひっくり返してくださいっ
あとは、折り返して閉じる部分の端っこの処理を上手いことして完成!
簡単に閉じたいならば、ホックボタンを笛のサイズにあわせて位置を決めて、縫い付けます。
ここまで、1時間もあれば簡単にできてしまうのでラクラクですよー。
袋を閉じる用のヒモは予め入れても良いし、後で縫い付けても良いし。
縫い付けた後が気になるようなら、こんな風にアジアン結美やつまみ細工のモチーフを重ねて縫い付けて処理するのもアリです。
と。
基本はコレで完成ですが。
ウチのお祭りでは、何かと動くことが多くて…
特に大太鼓を叩きたい時に、腰に差したり腹掛けに入れてしまうと、あっという間に落ちてしまう…
(私も落とした影響か、毎年どこかしら壊してしまってました…。)
ので、肩掛けバージョンで今回は作りました。
最初は、巾着同様に、帯につけられるようにしようかとも思いましたが…
何せ長さがあるので、少々邪魔。
ウチは大太鼓を跳ねながら叩くので、最終的には肩からかけてしまった方が楽、という結論になりました。
■お祭り用笛袋(篠笛袋)を肩掛けバージョンにするには?
肩掛け用の紐は何でも良さそうですが、せっかくなので布で。
自分のは長めの1本でつくりましたが、今回は2本用意。
2本パターンであれば、これも60cmのハギレで十分です。
この2本の紐を、最初に縫う前に、表用の布に予め縫い付けちゃいます。
実はこれ、表布だけをひっくり返すときにも便利だったり
あとは、同じように底&脇を縫うだけですー。
仕上げに、紐の片っぽに、仕上げに移動かんを縫い付ければ、サイズ調整も可能で便利です。
これで、取り出し口が下になるように肩から斜め掛けすれば、自分のタイミングで笛がきちんと管理できるので安心。
自分用の備忘録的ですが、市販のだと柄が気に入らないからお祭りグッズ自作したい!という方はご参考までに。
いろいろ自作すると、小物類の統一ができてオシャレですよー♪
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