大体60年前の街の風景で、家族の会話のきっかけづくりに

しおりん

2013年06月18日 21:54

この企画のため、実家で古い風景写真を探してもらっていたら、こんなに古い地元の写真が出てきました!



この写真を撮影した祖父は既に亡くなっているので、父や祖母から「この辺は今あそこで」といろいろ解説してもらいました。

その父ですら「辛うじて記憶にあるくらい」ということでしたが・・・海や山の方角から、「村櫛舘山寺道路」(旧有料道路)の上から、西向きに撮られた写真で、大体1950年代後半ではないかとのこと。

・・・ですが、下記の航空写真に見えているランドマークは、何一つとして見当たらず、道路ですら、今と違うところに通ってる頃。

大きな地図で見る



かろうじて、写真の左端に見えるのが「昔の新村医院」とのこと。


目を凝らしてみると、舘山寺の方に、観音像らしきものも見えます。


昔は海岸沿いにもっと松が植えられていたんだ、ということや、見知った近所の家も全然なく、田畑が広がっていたという以前聞いた話が、この写真を見ることでだいぶ現実味を帯びてきました。

1958年に舘山寺温泉ができるまで、舘山寺のあたりが半漁半農の寒村だったことも、この写真を見るとなんとなく伝わってきます。

やっぱり写真のチカラは強いですね。

この写真を撮った祖父に直接聞けないのが残念で仕方ないのですが・・・
遺してくれた写真のおかげで、家族の会話や昔の地元を知る良い機会となりました。

皆さんも家の古い写真を探してみて、「遠州今昔」で昔の写真を共有してみませんか?


≫ 写真投稿企画「遠州今昔」とは?

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